目次
はじめに
日常、iPhoneを使用していると変な不具合が発生したり、急に調子がおかしくなったりすることはありませんか??
または、機種を買い替えることになったので、iPhoneのデータを消したいこともあると思います。
実際に私の働いているショップでも多く受けるご相談のうちの一つです。
今回は、「iPhoneを初期化が必要な場合はどんなとき?」について解説します。
iPhone初期化が必要な場合とは?
iPhoneに初期化が必要な場合とはどのような時か。それは主に3つあります。
- 「iPhoneの調子が悪いとき(不具合が発生した場合)」
- 「iPhoneを売却(下取り)に出すとき」
- 「iPhoneの画面のロックが解除できない場合」
では、それぞれの場合について解説していきます。
「iPhoneの調子が悪いとき(不具合が発生した場合)」
今使っているiPhoneの調子悪くなったり、動作に不具合が発生したり、アプリの停止や再起動などの対処を行なっても殆ど改善が見られない状況になることがあります。
ですが、修理を専門店に依頼する前の最後の手段としてiPhoneを初期化することでその症状が改善されたり、直ることがあります。
もちろん、初期化せずに修理を依頼した方がよいケースもまれにありますが、本記事ではあくまで、自分で解決する方法について解説していきます。
そもそも、iPhoneが不具合を起こす原因とは何なのでしょうか??
解説していきます。
iPhoneが不具合を起こす原因として主に3つの可能性が考えられます。
①iPhoneのソフトウェア(iOS)側、
②iPhoneの本体側、
③原因がわからない場合
の大きく3つに分かれます。
もちろん専門家に相談した方が早いかもしれません。
ですが、専門家に相談せず自分で解決した方が手間が減りますよね?
今回は自信の経験も踏まえた上で解説します。
①iPhoneのソフトウェア(iOS)の問題
iPhoneのソフトウェア(iOS)の主な症状としてご相談が多いのは以下の5点になります。
- iPhoneのアプリを起動中に突然、画面がフリーズして動かなくなる。
- アプリ起動時にiPhoneの動作が遅くなったり、iPhone本体が高温になる
- iPhoneのソフトウェア(iOS)をアップデート中にiPhoneがフリーズ又は正常にシステム終了、再起動しない。
- 「リンゴループ」と呼ばれるiPhoneで特有の不具合が発生している。
- iPhone本体の電源が全く入らない
もし、これらの症状が発生している場合はiPhoneのソフトウェア側やiPhoneのOSにあたるiOSの問題である可能性が非常高いと考えられます。
これらの症状がひどい場合においては、iPhoneの初期化すらできない状態に陥り、最悪の場合は修理や機種変更になる場合もあります。
しかし、最終手段として、iPhoneの初期化を行えば、発生していたiPhoneの動作の不具合が改善される場合があります。
問題が発生しているiPhoneがまだ操作できる場合、まずは、iPhoneの初期化を試してみる価値は十分あると思います。
②iPhoneの本体側の破損による問題の場合
iPhoneの本体側の破損が原因でご相談が多いのは以下の4点になります
- iPhone本体の水没や長時間の水に触れる環境等で使用した場合などにおける本体基盤の損傷
- iPhone本体のホームボタンやサイドボタンの破損や損傷によりiPhoneのボタンが認識されなくなる不具合
- 落下によるiPhone本体の破損や汚損、損傷等から発生する不具合
- iPhone本体のディスプレイの割れやiPhoneのカメラの割れによる画面不具合
これらの症状はiPhone本体の物理的な破損が原因と考えましょう。
そしてこれらの原因以外でもiPhoneの充電器やLightningケーブル等の劣化によりiPhoneの充電ができない。もしくは、経年劣化などが原因でバッテリーの劣化等によりiPhoneの充電がされない等、物理的な問題で不具合が生じているケースもでもiPhone本体側の物理的な破損が原因になります。
これらのような物理的な破損が原因の場合は残念ですが、初期化しても症状が改善される可能性は低いかもしれません。
iPhone本体に物理的な破損が多い場合はiPhoneを修理・交換、機種変更が必要になってきます。
しかし、症状のみからの判断のみで正確な原因の切り分けは正直難しいと思います。
iPhoneの本体側の破損が原因と思われる場合でも、可能なら、修理に出す前に一度初期化を試してみることをおすすめします。
iPhoneの初期化はiPhoneの本体にある個人情報や写真を削除することにも繋がります。
③iPhoneの不具合の原因がわからない場合
iPhoneの不具合の原因がわからない場合のご相談が多いのは以下の6点になります。
- iPhoneのタッチパネルが全然反応しない
- iPhoneの画面が触ってないのに勝手に動く
- iPhoneの電波が圏外や検索中になって通信ができない
- iPhoneでWi-FiやBluetoothの接続できずネットに繋がらない
- iPhoneで通話時に声が聞こえなかったり、相手に声が届かない
- iPhoneの位置情報(GPS)の調子が悪くマップが正確に表示されない
これらのiPhoneの不具合の症状は原因の判断が難しいです。
iPhoneのソフトウェア(iOS)側の問題が原因なのか、iPhoneの本体の物理的な破損によるものが原因なのか判別が非常に困難です。
iPhoneでこれらの症状が認められる場合は、iPhoneの初期化を実行してみましょう。
iPhoneの初期化を試した上で改善されない場合は、iPhone本体が故障している可能性が非常に高いです。機種変更や、専門店で修理を検討することをおすすめします。
「iPhoneを売却(下取り)する場合」
機種変更などでiPhoneを売却する(下取りに出す)場合に、何もせずそのままiPhoneを譲渡してしまうことは大変危険です。
iPhoneは個人情報やプライバシーの宝庫です。iPhoneを初期化やデータの削除をせずそのまま譲渡することはあなたのアカウントやデータを悪用されるきっかけになってしまいます。
また、iPhoneの中の電話帳やアドレス帳、SNSのアカウントが悪用されると自分自身だけではなく、友人や家族など様々な方に迷惑をかけてしまう場合があります。
iPhoneの売却(下取り)を考えている場合は、手放す前に必ずiPhoneの初期化をしておくことが大切です。筆者はiPhoneを使う人のマナーでもあると考えています。
iPhoneを機種変更する場合は大手のキャリアショップの場合はお店の方でiPhoneの初期化してくれることもあります。
ですが、ショップのスタッフも人間です。人間なら当然、誰でもミスをする可能性があります。
可能なら、個人情報などの大切なデータは自分で消しておく方が安心です。
万が一のことを考えて自分でiPhoneの初期化しておくことをおすすめします。
「iPhoneの画面のロックが解除できない場合」
iPhoneは画面ロックを解除する際に、お使いのiPhoneに応じて、
①指紋認証(Touch ID)か
②顔認証(Face ID)か
③パスコードもしくはパスワードの入力
が必要になります。
もし、本体の不具合でiPhoneの指紋認証や顔認証の実行がうまくいかず、尚且つパスコードやパスワードを忘れてしまった場合は初期化する必要があります。
iPhoneを初期化する前にiPhoneのバックアップを定期的に取っておくことをおすすめします。
バックアップによって万が一の場合にiPhoneを初期化した後でもバックアップをとっておいた状態までiPhoneを復元することが可能です。
iPhoneのパスコード(パスワード)は、iPhoneのホーム画面から①「設定」→②「Touch ID (Face ID)とパスコード」で設定することができます。
iPhoneのパスコードは4回までの間違いは大丈夫です。しかし5回以上iPhoneのパスコードを間違えてしまうと数時間iPhoneを使えなくなります。
iPhoneのパスコードを忘れてしまった場合、まずはおちついてしっかりと思い出してみましょう。
それでも思い出せない場合はiPhoneを初期化するのが無難な場合もあります。
今回のまとめ
iPhoneの初期化が必要なケースは
☑iPhoneのアプリがうまく動作しない
☑︎iPhoneの電源が入らない
☑︎iPhoneが「りんごループ」になり電源が入らない
☑︎iPhoneのボタン類が操作できない
☑︎iPhoneの充電ができない
☑︎iPhoneのカメラやスピーカーに不具合がある
☑︎iPhoneの画面に不具合がある
☑︎iPhoneを下取りや売却、譲渡などで手放す予定がある
☑︎iPhoneの画面のロックが解除できなくなった
☑︎iPhoneで再起動しても改善されない不具合がある
いかがでしたでしょうか??
iPhoneは初期化をすることで今起きている問題や不具合が改善、解決される可能性が非常に高いです。
ですが、初期化方法が分からない方も多く、結局まだ使えるのに早々に機種変更や買い替えてをしてしまったり、
あるいは専門店やショップなどで初期化を依頼し
無駄なお金を払って損をしている方も多いのも事実です。
「iPhoneの初期化」って聞くと「難しい」「しんどい」「わからない」と思うかもしれません
しかし、落ち着いて手順さえおさえておけば作業自体は全然難しくありません。
実際にiPhoneで不具合が発生したり、売却や下取りなどでデータを抹消する必要が発生したり、調子が悪くて使いづらいと感じたときなどの対処法として「iPhoneを初期化」を行うことで、改善、解決される可能性が非常に高いです。