スバルの電気自動車ソルテラはトヨタと共同開発の「純国産BEV(電気自動車)」です。
今回はbZ4Xの違いも併せて、ソルテラをかんたんに解説します。
なお、電気自動車については、前回の記事で解説していますので
よろしければこちらをご覧ください。
目次
ソルテラの特徴
ソルテラは、スバルとトヨタが共同開発した5人乗りの多目的スポーツ車(SUV)になります。
ソルテラは日本のみではなく、北米、中国、欧州でも発売されます。
スバルとトヨタが共同開発したEV専用車台を採用しており、トヨタのEV「bZ4X」と基本仕様は同じになります。
航続距離は前輪駆動車で567キロメートル、四輪駆動車で542キロメートル(電池容量は71.4キロワット時)となります。
国内販売計画は月150台で、トヨタの元町工場(愛知県豊田市)で生産されます。
今回は以下の5つ
- 走行安定性について
- 室内空間について
- トヨタ「bZ4X」との違いについて
- 足回りについて
- その他の注目機能について
に着目して解説していきます。
走行安定性について
このソルテラの一番の強みがこの走行安定性の高さだと思います。
スバルはAWDという4輪駆動の高い技術力を持っており、それを電気自動車にも応用しています。
これまでのエンジン車ではギクシャク感を感じることもあったのですが電気自動車はエンジン車以上にコントロールしやすいため乗り心地が向上しています。
従来のガソリンエンジンとは比べ物にならない加速力はあるが、違和感は全くなく安心感などを優先したことが想像できます。
室内空間について
運転席は目線も高く見通しも良く加速力もあるので最高級車のような乗り心地となっっております。
また、後部座席も足元は広々しておりソファに座るような感覚で座ることができます。
EVということもありとても静寂性が高いので、エンジン音も一切入らず、車内の会話や音楽を優雅に楽しむことができます。
トランクスペースはしっかり確保されており、奥行き970mm高さ755mmと広めです。
また電気自動車ならではの電化製品用のAC100Vコンセントが設置してあります。
他にも床下収納には充電ケーブを隠すことができます。
トヨタと共同開発。bZ4Xとの違いとは?
このソルテラはトヨタと共同開発しています。この共同開発はスバルにとってはBRZと86以来、2回目となります。今回のソルテラの兄弟車種はbZ4Xです。
bZ4Xはトヨタのサブスクリプション「KINTOのみ」での販売ですが、市場評価はものすごく高いです。
そしてこのソルテラは兄弟車(bZ4X)と異なる点があります。
それぞれ解説します。
足回りについて
たとえば、bZ4Xとソルテラは、2輪駆動(2WD)車では主要な差はないが、4輪駆動(4WD)車ではソルテラの乗り味を変えています。
これは、bZ4Xは快適性(コンフォート)を重視するのに対し、ソルテラは「走りを重視しているためです。
パドルシフトについて
ソルテラの4WD車にはパドルシフトがついてますが、bZ4Xの4WD車にはパドルシフトがありません。
走行モードもソルテラは3つあるのが、bZ4Xは2つになります。
このようにソルテラはトヨタと共同開発であるにも関わらず、スバルユーザー(スバリスト)の期待を裏切らない開発姿勢が市場で評価されています。
その他注目機能について
車の外からスマホを使って駐車させることができるAdvanced Parkが標準装備されています。
これは主に、トヨタ車やレスサスに搭載されている機能ですが、今回ソルテラにも装備されています。
https://www.subaru.jp/solterra/solterra/safety/safety3 スバル公式サイト(駐車支援)より引用
ディスプレイの表示に従ってスイッチ操作をするだけで、カメラや超音波センサーなどで車両の周囲を検知し、ステアリング・シフト・アクセル・ブレーキの各操作を車両が制御して駐車・出庫を支援します。障害物に接触する可能性がある場合は、警告とともにブレーキ制御で接触回避をサポートします。さらに、ET-HSには専用スマートフォンアプリを操作することで、車外から遠隔で駐車・出庫できるリモート機能を設定。前後移動にも対応し、カーゴルームに荷物を積み下ろしするために少し前に移動させるシーンや、狭い場所で乗り降りする時などに使い勝手の良さを発揮します。
また、ユーザーのスマホをデジタルキーとしてお使いいただける機能もあります。
さらに、運転席にヒーターが搭載されています。
ヒーターは日本の道路環境において、非常に大切になります。
電気自動車の弱点の一つとして、「寒冷時に弱い」という点があります。
エンジンの熱を暖房に使うガソリン車と異なり、電気自動車は走行中に暖房を使うとみるみる充電を消費していくためです。
そんな中で暖気におけるバッテリーの使用量をを抑え、航続距離を伸ばすことができるシートヒーターは重要な機能なのです。
ソルテラの金額と販売している年齢層について
bZ4Xはサブスク型の販売が多いこともあり、50〜70代に人気ですが、ソルテラはサブスクではなく「販売」が多いので、若年層も含め幅広い年代に人気があります。
気になるソルテラの金額は
ソルテラの販売価格は、594万円からとなっています。
グレードが2種類あってETーSSとETーHSがあります。
簡単一覧
グレード | 駆動方式 | 一充電走行距離(WLTCモード) | 車両本体価格 |
ETーSS | FF | 567Wh/km | 594万円 |
ETーSS | 4WD | 542Wh/km | 638万円 |
ETーHS | 4WD | 487Wh/km | 682万円 |
ETーHSが上級グレードでレザーシートと20インチアルミホイールが標準搭載され、太陽光発電ができるソーラールーフがオプション設定できるようになっている。
最後に。ソルテラがおすすめな人
4輪駆動が必要で尚且つ電気自動車の充電を自宅でできる人。
この二つの条件が当てはまる人はソルテラを試乗してみると面白いと思います。
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