フィアット(Fiat)500e値上げ。EV初のオープンカーを解説

欧州ステランティスの日本法人は「FIAT (フィアット)」ブランドの電気自動車(EV)の販売を6月25日より始めました。
「FIAT (フィアット)」が国内にEVを投入するのは初となり、コンパクトな車体でありながら、航続距離最大335キロメートルを実現しています

今回「FIAT(フィアット)」が販売する小型EVの「FIAT500e」は、価格は450万~495万円。
未だ、オーナーやファンから根強い人気があるこれまでの「FIAT(フィアット)」のデザインを引き継ぎつつ、歩行者や自転車も検知可能なブレーキなどの運転支援機能といった最新技術を搭載しました。

ステランティス、FIAT(フィアット)500eの特徴

ステランティスとは「ジープ」「プジョー」など8つのブランドを持つ自動車メーカーで、2021年に仏グループPSAと欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が経営統合して発足しました。
ステランティスでは今後、「EVなどの電動車の投入を精力的に増やす」と発表しており、まずは、人気車種のフィアットのEVモデルを発売し電気自動車(EV)販売拡大につなげる見込みです。

それが、今回発売したFIAT(フィアット)500eです。
今回はその500eをわかりやすく簡単に解説していきます。

まず簡単に特徴をまとめると、
・日本初のBEVオープンカー(グレード)
・高いデザイン性
・ヨーロッパ仕込みの乗り心地

となります。それぞれについて解説します。

日本初のBEV(バッテリー式電気自動車)オープンカー

この記事を書いている時点では電気自動車にはオープンカーの設定は500eしかありません。
オープンカーと電気自動車の組み合わせは抜群でエンジン音がしないので心地よく運転を楽しむことができます。
小鳥のさえずりや海辺を走ればさざなみの音まで聞こえてきます。

高いデザイン性

イタリア車らしく高いデザイン性を有しています。世界各国の数々の賞を受賞しておりそれに裏付けされるように、街中を走ると目を引くデザインです。
電気自動車は空気抵抗のことを重要視しますのでシャープな顔つきの車が多い印象です。
電気自動車で可愛さだけでなく優美な印象を与えてくれる500eは唯一無二な車であることは間違いありません。

ヨーロッパ仕込みの乗り心地

概ねヨーロッパ車は運転しやすい車が多い印象です。
日本に比べると走行距離や1台あたりの保有年数も多く1台を長く乗る文化があります。
なので長時間乗っても疲れにくい設計になっており、この500eもしっかりしたサスペンションを使っております。
通常はホイールベース(フロントタイヤとリヤタイヤの幅)が短く車高が高いと安定感がなくなります。
しかし、電気自動車の場合は座席下に大容量バッテリーを設置してあるため安定感がしっかりあります。

金額とグレードについて

FIAT(フィアット)500eは床下に42kWhのリチウムイオン・バッテリパックを配置し、最大航続可能距離(WLTC)335kmのを達成しています。
バッテリーの充電は単相交流200V用の普通充電に加え、付属の「CHAdeMOアダプター」を介した急速充電にも対応しています
電気モーターは最高出力87kW(118PS)、最大トルク220Nとなります。

 グレード展開はハッチバックタイプの「500e Pop」「500e Icon」に加え、500e Open」の3種類となります。
この、500e Openは、EVとして”初”となるカブリオレタイプとなっており注目が集まっています。
価格は、Popが450万円、Iconが485万円、Openが495万円となります。

原油価格高騰や原材料高騰など環境の変動による、全般的なコストの増加に伴う措置として。

9月16日出荷分よりFIAT 500e(フィアット・チンクエチェント・イー)のメーカー希望小売価格は変更されました。

POP:473万円(450万円) ・ICON:510万円(485万円) ・OPEN:520万円(495万円) ※価格は消費税込み。(  )は変更前の金額

もちろん、全車CEV補助金(クリーンエネルギー自動車等導入送信対策費補助金)の65万円が対象です。

グレードごとに特徴は様々ですので是非自分にあったグレードを選んでください。 

さいごに。

いかがでしたでしょうか??

当ブログでは電気自動車の特徴について解説している記事もございますので、よろしければ参考にしてみてください。

さいごにドイツで売れている電動車についてコラムを書いて終わります。

ドイツでも最も売れている電動車「500e」

500eは都市型BEVの中で、ヨーロッパの12か国ですでに最も売れています。
世界的な自動車メーカーがしのぎを削るドイツでも、500eは最も売れている電動車になります。我が国日本においてもドイツと同様に世界的な自動車メーカーがしのぎを削りあっており、また世界有数のハイブリッド大国となります。
ルパン三世でも馴染みがあるフィアット500は日本での成功体験がすでにあり、オーナーやファンから根強い人気があるくるまです。

電気自動車は興味はあるが他人とあまり被りたくない人。航続距離の少なさが心配なので遠方ドライブが多くない人具体的には一度の走行で250キロ以上走る人
そして自宅に充電設備がある人または設置できる人にはおすすめです。やはり、電気自動車は自宅充電が基本なので自宅で安定的に充電できる方がおすすめです。

ステランティス(日本)公式サイトはこちら
ステランティス公式サイト発表のFIAT500e値上げについてはこちら

フィアット(FIAT)日本公式サイトはこちら
フィアット(FIAT)500e日本公式サイトはこちら

筆者のEVについての解説はこちら