通話かけ放題とは?メリットデメリットを現役ショップ店員が徹底解説

はじめに

日常、通話が多い方は「スマホの通話料金が高い」、「もっと通話料金を安くする方法」で悩んでいる方は多いのではないでしょうか??
私が勤めている大手携帯電話会社の国内での通話料金は30秒あたり22円(税込)となっております。
最近のプランでは、5分程度のかけ放題オプション等もありますが、特に頻繁にスマホで通話をされる方は、通話料金が5分あたり200円を超えてしまうことも多々あります。
実際に私の勤めているショップでもお客様からの相談が多いです。

そこで、今回は前回に引き続きスマホでよく通話をする方におすすめのプランや通話料金を抑える方法をご紹介して行きます。

スマホでの通話の方法については前回の記事を参考にしてください。

通話かけ放題オプションについて

「インターネット回線を使った通話(LINEなど)のアプリケーションに抵抗がある」「携帯電話の通話料金は高い」、「データ通信を使わずに通話料金を安価に抑えたい」と考えてる人は多いのではないでしょうか??
スマホでよく通話をする人におすすめのプランとして、通話かけ放題オプションがあります。
通話かけ放題について、どんな種類があり、どんなメリットやデメリットがあるのかを解説していくので、ぜひ参考にしてください。

「通話かけ放題」は、スマホやiPhoneのOS標準の電話アプリで国内通話をかけた場合、設定された時間内に限り、通話料金が加算されないオプションサービスです。携帯電話会社に応じて、基本の料金プランに含まれるものと、オプションとして「通話かけ放題」追加するものがあります。
「通話かけ放題」には、通話時間の長さに5分や10分などの制限があるプランと、通話時間が無制限のプランが存在します。
インターネット回線を使った通話(LINEなど)とは異なり、iPhoneやスマホの標準の電話アプリから発信できるので専用のアプリケーションのインストールや登録の必要がありません。

かけ放題オプションのプランの種類は?

通話かけ放題オプションを選ぶポイントは主に

  1. 毎月の料金プランにかけ放題が含まれているタイプ
  2. 通話かけ放題のオプションを追加するタイプ

の2種類が存在します。
多くの場合、無料になる通話時間は5分となっており、別途オプション加入の手続きをする必要があります。
通話時間が5分間のプランは、たまに短い通話を利用する人でも通話料金を意識しなくて良いので安心できるといえます。

まずは、インターネット回線を使った通話(LINEなど)も利用して、実際の通話の利用状況に合ったタイプを意識して選びましょう。
お店や病院の予約などの短い通話をする人は5分かけ放題、仕事や打ち合わせで固定電話や直接携帯電話に発信して通話する時間が長い方などは、無制限のかけ放題オプションなど、通話の利用状況に合わせて柔軟に選べます。
ほかにも、家族割に含まれる番号へかけたときは無料になる場合や、頻繁に電話をかける上位3つの電話番号に対する通話料金が無料になるオプションなど、さまざまなかけ放題オプションもあります。
ここでは、各々の通信会社が提供している「かけ放題プラン」についてまとめてみました。

各携帯電話会社のかけ放題オプションの比較
大手携帯電話会社
携帯電話会社 オプションサービス名 無料通話時間(国内通話) 利用料金
NTTドコモ 5分通話無料オプション 5分以内 770円(税込)
かけ放題オプション 無制限 1,870円(税込)
au 通話定額ライト2 5分以内 880円(税込)
通話定額2 無制限 1,980円(税込)
ソフトバンク 準定額オプション+ 5分以内 880円(税込)
定額オプション+ 無制限 1,980円(税込)
楽天モバイル 15分(標準)通話かけ放題 15分以内 1,100円(税込)
MVNO系通信会社(格安SIM)
携帯電話会社 サービス名 無料になる通話時間(国内通話) 利用料金
ahamo 標準プランに付帯 5分以内 追加料金なし
かけ放題オプション かけ放題 1,100円(税込)
povo トッピング(5分かけ放題) 5分以内 550円(税込)
トッピング(通話かけ放題) 無制限 1,650円(税込)
UQモバイル 60分/月 かけ放題 60分/月 以内 550円(税込)
10分かけ放題 10分以内 770円(税込)
かけ放題 無制限 1,870円(税込)

 

LINMO 通話準定額 5分以内 550円(税込)
通話定額 無制限 1,650円(税込)
Y!モバイル 誰とでも定額 10分以内 770円(税込)
スーパー誰とでも定額(S) 無制限 1,870円(税込)
イオンモバイル 5分かけ放題 5分以内 550円(税込)
10分かけ放題 10分以内 935円(税込)
フルかけ放題 無制限 1,650円(税込)

 

J:COMモバイル かけ放題(5分) 5分以内 550円(税込)
かけ放題60分 60分以内 1,650円(税込)
mineo 10分かけ放題 10分以内 550円(税込)
超過時30秒あたり11円
時間無制限かけ放題 無制限 1,210円(税込)
OCNモバイル トップ3かけ放題 その月の「上位3番号」の通話料金が0円 850円(税込)
10分かけ放題 10分以内 850円(税込)
完全かけ放題 無制限 1,300円(税込)

 

NUROモバイル 5分かけ放題 5分以内 490円(税込)
10分かけ放題 10分以内 880円(税込)
IIJmio みおふぉんダイヤル通話定額5分+ 5分以内 500円(税込)
みおふぉんダイヤル通話定額10分+ 10分以内 700円(税込)
みおふぉんダイヤル通話かけ放題+ 無制限 1,400円(税込)
QTモバイル 10分かけ放題 10分以内 880円(税込)
無制限かけ放題 無制限 1,600円(税込)

 

日本通信SIM 70分無料通話
(合理的シンプル290の場合)
1ヶ月につき70分以内 700円(税込)
かけ放題
(合理的シンプル290の場合)
無制限 1,600円(税込)
かけ放題
(合理的20GBプランの場合)
無制限 1,200円(税込)
y.u mobile 10分かけ放題 10分以内 550円(税込)
無制限かけ放題 無制限 1,400円(税込)
BIGLOBE mobile 3分かけ放題 3分以内 660円(税込)
通話パック60 1ヶ月につき60分以内 660円(税込)
10分かけ放題 10分以内 913円(税込)
通話パック90 1ヶ月につき60分以内 913円(税込)

各々の携帯電話会社によって様々な特徴がありますので、自分にぴったりな会社を選びましょう。

かけ放題プランを利用する際の注意点

通話かけ放題を利用する際は、以下の2つの点に注意しましょう。

①通話料定額プランの対象外になる電話番号に発信した場合

携帯電話会社によって電話番号の種類は異なりますが、国際電話やナビダイヤルなどは、通話料定額プランの対象外になります。以下の電話番号は通話料定額プランの対象外となる例です。

  • 衛星携帯(ワイドスター等:)090-302-20~41、43~47、57~63、66~67 を含む番号
  • 大量呼受付サービス (テレドーム):0180 から始まる番号
  • 統一番号サービス (ナビダイヤル等):0570 から始まる番号
  • 188:消費者ホットライン
  • 010:から始まる番号 国際電話

②時間制限のかけ放題は、設定されている通話時間を超えると料金が発生する

5分かけ放題などの時間制限があるかけ放題オプションは、設定されている通話時間を超えると料金が発生します。
たとえば、5分以内のかけ放題オプションの場合は、5分以内の通話が無料で、それ以降は通話時間に応じた料金が発生します。そのため、5分を超える通話が続くと、通話料金が高額になってしまいますので注意が必要です。

まとめ。

通話かけ放題オプションを契約するかどうか人それぞれ、使う頻度や状況によって異なります。
判断に迷う人は、利用状況をチェックしてみましょう。以下の表は参考です。

通話かけ放題オプションが必要な人 通話かけ放題オプションが不要な人
固定電話や直接電話番号に発信、通話 頻繁に使う ほぼ使わない
SMS(ショートメールやCメール) 頻繁に使う ほぼ使わない
インターネット回線を使った通話(LINEなど)のアプリケーション ほぼ使わない 頻繁に使う
通話時間 頻繁に5分以上通話する 固定電話や直接電話番号に発信、通話しない
または月10分程度しか通話しない
お問い合わせ 電話で行うことが多い
(0120などのフリーダイヤルを除く)
通話料無料のフリーダイヤル(0120など)や、メールやチャットを利用することが多い
普段の連絡 主に電話 インターネット回線を使った通話(LINEなど)やLINEなどのアプリを使用
家族や友人同士の
電話での通話頻度
多め インターネット回線を使った通話(LINEなど)やLINEなどのアプリを使用

左側あてはまることが多い人は、通話かけ放題オプションへの加入をおすすめします。
また見落としがちですが、携帯電話の通信会社のかけ放題プランには、通話料金だけでなくSMSの利用料金も含まれる場合もありますので、SMSをよく使う人も、かけ放題オプションの利用がおすすめです。
一度、自分のスマホやiPhoneを使っている携帯電話の通信会社に確認してみましょう。

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